ずっと大切に使うなら知っておきたい!毛皮(ファー)洋服の取り扱い方法


ずっと大切に使うなら知っておきたい!
毛皮には、フォックス、ミンク、ラビット、ラクーンなどなど様々な種類があります。最近では、お洋服にフォックスやラビットのリアルファーがついている品も多いです。値段の張る傾向にある本物ファーを使用したお洋服ですが、ファー部分のお手入れは万全でしょうか?

間違えると、毛が抜けたり、ファーに寄生虫が住み着いてしまうかもしれません。今回は、毛皮のコート、毛皮の付いたお洋服の着用の際の注意点、保管方法、お手入れ方法などをまとめてご紹介します。美しい毛並みと質感をキープする為にも、ぜひ役立ててみて下さいね。

毛皮の構造と特徴を抑えよう!

毛皮には様々な種類がありますが、その構造と特徴は共通しています。毛皮土台となる部分、真皮から「綿毛」と「刺し毛」が生えていて、この2種の毛がファー独特の柔らかさ、美しい光沢を生み出しています。

刺し毛は、艶があって美しくその動物の種類や特徴を表す色彩や斑紋を表す毛で、弾力性、耐水性があり身を守る役割を果たします。綿毛は刺し毛の下に生えている、短く柔らかい毛で、保温効果を発揮します。

毛皮の良し悪しを判定する際には、綿毛と刺し毛のバランスの良さ、特に綿毛の密度の高さがチェックされます。だからこそ、しっかりとしたお手入れ、保管が大切となります。方法を間違えると美しい毛の光沢が失われたり、毛が抜け始めてしまうからです。

購入当時の価値をグッと下げることになるかも知れません。後で後悔しない為にも、以下に詳しくお手入れ方法を見ていきましょう。

毛皮のお洋服を着用する際の注意点

毛皮のお洋服を着用する際の注意点

毛皮はとてもデリケートな素材です。着用の際には以下のポイントに気を付けてみて下さい。

バックを持つ時には手で持とう!

バッグを肩や、腕にかけたりすると、毛皮との接触部分の毛が切れたり擦れる可能性があります。できれば手で持ち、毛皮との接触を避けていきましょう。

同じ姿勢に要注意

例えば長い毛皮のコートの場合など、ずっと同じ姿勢で座ったりするとその箇所だけに毛癖が付く可能性があります。同じ個所に力をかけすぎない様にしましょう。

直射日光、ストーブなどの熱に注意

長時間直射日光や強いライトにさらすと、いつの間にか毛先が縮み変色することもあるので注意が必要です。毛皮は熱に弱いので濡れた時など、ドライヤーの熱で乾かすと毛を痛めてしまいます。皮部分にアイロンをかけることも避けましょう。熱収縮を起こし、硬化・破れの原因となります。

匂いの付くものの使用を控えよう

毛皮は匂いを吸着しやすいです。香水やヘアスプレーの毛皮を着用しながらの使用は避けましょう。薬品が化学反応を起こし、シミなどの原因になってしまいます。タバコや防虫剤の匂いにも気を付けたいですね。

着用後のお手入れ方法

人間髪の毛には、ホコリが付きやすいと言われていますよね。毛皮はそれ以上です。毛皮の場合は綿毛があるためさらにホコリを吸着しやすく、しつかりとお手入れをしないと毛抜けや虫食いの原因になってしまいます。着用後にしっかりとその日についたホコリを落として行きましょう。その方法はこちら!

1 :軽く振るなどしてホコリを落とします。コートの場合は袖に手を通してホコリを振り落としましょう。布団叩きを使用して、かるく叩くのも良い方法です。

2:ぬるま湯に浸したタオルを固く絞って、皮まで濡らさないように毛先だけを毛並みに沿って拭きあげます。

3:ブラシで毛並みを整えます

4:コートやジャケットの場合は、型崩れしないように広めのハンガーにかけて、風通しの良い場所で陰干しします。早く乾かそうとドライヤーや暖房器具、アイロンなどを使用しないようにしましょう。毛の縮れ・痛みの原因となります。

クリーニングに毛皮のお洋服を出すときの注意点

上記のお手入れでは足りないくらい汚れが気になりだしたら、クリーニング店にお願いしましょう。その際には、とうもろこしの芯の粉 に特殊な洗剤、リンス、加脂剤などを加えて精製したパウダーに汚れを付着させる「パウダークリーニング方式」であることを確認してください。

この方法であれば、毛・皮とも損傷(硬化、破れ、毛抜け、変色)は起こり得ないと言われています。クリーニングをお願いする際には、トラブル回避のために以下のポイントを事前にお店の人とチェックして下さいね。

・毛皮の名前
・袖口、ポケット口、前立て等のスレ
・毛並みやカールの伸び状態
・毛の変・褪色の度合い
・シミの有無
・皮の柔軟性
・ほころび等の縫製状態
・害虫、カビの有無
・付属品の状態(裏地、ボタン)

緊急事態!こんな時にはどうすれば良いの?

毛皮にクセがついた

濡れたタオルで毛先の部分を軽く濡らすか、または霧吹きで軽く水を吹きかけます。革の部分は濡らさないように注意しましょう。その後くしで毛並みを整えたら、日陰干しで自然乾燥させます。

雨などで濡れてしまった

軽く振って水を切ったあと、乾いたタオルでていねいにふきあげます。慌てずに、ゆっくり日蔭乾しで自然乾燥させましょう。もし革まで水にぬれてしまったら、クリーニング店に早急に相談するのが1番です。大量に水分を吸った革では、なめしが戻って硬化したり破れることもあるからです。

ジュースなどをこぼしてしまった

直ぐにティッシュなどで水分をふき取ります。さらに硬く絞った蒸しタオルを用意し、叩き出す様にして汚れをとっていきます。取り残しがあると虫食いの原因になるのでしっかり丁寧に落として行きましょう。

毛皮洋服の保管方法は?

長く保管する場合は、虫食いに気を付ける必要があります。以下の方法でしっかりと毛皮洋服を保管しましょう。

1:ホコリ・汚れを落とす
ホコリや汚れは虫食いの原因になるので、保管前にしっかりと落としていきましょう。「着用後のお手入れ」の方法で落としきれない、汚れが気になるようでしたらクリーニングに出す事をおススメします。

2:適切なカバーをかける
日光、紫外線などの光は変色の原因になります。また、ホコリは毛皮の劣化や虫食いに繋がるので通気性が良く、さらに光を遮断するようなカバーをかけましょう。ポリ袋は湿気が充満することがあるので、使用しないようにしましょう。

3:保管環境に気を付ける
できることならば、理想とされる温度10度以下・湿度50%程度の場所で保管したいところですが、難しいですよね。厳密に守らなくても大丈夫ですので、「暗冷な通気性の良い場所」で「幅広のハンガーにかけて」「ゆったりと収納する」ことを意識してみて下さい。

4:防虫剤を使用する
防虫剤を使用するならば、カシミヤ・毛皮専用のものを使うのがおススメです。念のため、説明書に目を通してから使用するようにして下さいね。

「自分で保管するのが難しい」という場合、毛皮保管サービスを利用するのも手です。1着、15,000円程で丁寧に保管してもらえますよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか。高額な毛皮のコートやファーのついたお洋服は、保管方法やお手入れ方法の注意事項が多く、他のお洋服に比べれば少し面倒と感じてしまうかもしれません。ですが、美しい毛並み・光沢を維持するには大切な工程です。出来る範囲で気にかけてお手入れをしていきたいものですね。

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